NTTの電報サービスとは?概要やメリットを紹介

電報

結婚式での祝電や葬式での弔電など、大切な人へのお祝いや感謝の気持ちを伝えられるのがNTTの電報です。

しかし、パソコンやスマートフォンが普及した今、サービスを利用した経験がない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、冠婚葬祭や記念日に想いをしっかりと伝えたい方に向け、NTTの電報の概要やメリットについて紹介します。

NTTの電報サービスについて

NTTの電報とは

NTTの電報は、手紙よりも早くメッセージを伝えられるサービスとして1870年に開始しました。それから現代に続くまで、冠婚葬祭を中心としたさまざまなシーンで利用されています。

メッセージは電報台紙に印刷されて形として残るため、気持ちがより伝わりやすいでしょう。台紙のデザインも押し花や刺繍などをあしらったパターンがあり種類が豊富。用途に合わせて使い分けられます。

電報は「D-MAIL」での申し込みがおすすめ

NTTの電報は「115」の番号に電話をかけるほか、D-MAILというWebサイトからも申し込めます。

特にこだわりがなければ、いつでもどこからでも利用しやすいD-MAILがおすすめです。申し込み後には確認メールがもらえて、贈り忘れの心配もありません。

また、電話申し込みではサービスの代金以外に電話託送料(440円)がかかりますが、Webの場合は加算されないため、お得に依頼できます。

一方でWeb申し込みではオペレーターに相談できないのが難点といえるでしょう。不安に感じる方には電話申し込みが推奨されます。

NTTの電報サービスは今後終了する可能性も

非常に便利な電報ですが、いずれ終了する可能性が示唆されています。

2024年8月7日に行われたNTTの記者会見で、島田明社長が「今後終了させる方向で議論を進めるべき」という考えを示しました。この背景には携帯電話の普及による利用者減少の影響があります。

サービスの終了には、電気通信事業法に基づく総務省の認可が必要となり、具体的な時期は明言されていません。利用する際は申し込みが可能か事前に確かめておくとよいでしょう。

まとめ

冠婚葬祭や記念日などでメッセージを送れるのがNTTの電報サービスです。1870年に開始され、これまで多くの利用者の言葉を届けてきました。

いずれ終了する見込みもあるため、利用の際は注意しなければなりません。

しかし、形に残るメッセージとして想いが一層伝わりやすいのが電報の利点ですので、機会があれば利用してみてはいかがでしょうか。

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